2025年2月10日
プリント代の値上げ。
ネットなどの情報から海外の物価のぶっ飛び具合に愕然としてますが、日本の安さも驚きです。
物心ついた頃からは言い過ぎですが、青春時代からはさほど変わってない日本の物価と言う印象です。
我々業界も私がウロチョロしだした頃とプリント代と製版代はほぼ変わってません。
最近は独自のシステムで高い単価設定をしてる人達も多く居ます。特に新しく参入した若い人達が、新たな考え方で進めてるような気がします。
旧態然とした〝加工屋〝の体質な所はこの石器時代の価格で今だにやっているようです。
その間インクを含めて資材はどのくらいアップしたかと言うと、2割3割なんて比じゃないです。酷いものになると2倍どころか、なかには3倍になってる物もあります。
そんな時代の流れに無駄に抗い単価を上げてないのは、実は私です。
【利は元にあり】の考え方を割と頑なに守ってきたのです。お客様が喜んで頂ければ、いずれ還元されるとの思いから、厳しいのは承知で我慢してきました。
しかし⁉️
さすがにもう限界のようです。先日あるインクが廃盤になり別のメーカーを手配した所、何と昔の価格の3倍です。
いったい何枚プリントすれば、材料代がまかなえるの?
我々プリント屋の本質は加工業ですから、材料が高くては正に身を削る事になります。
これを見て渋る背中を押されました。
値上げして対処するしかないな。
最近やっとBODY単価も上げた所なので、心苦しさと不安があります。
しかし、以前から感じてた事で一般のお客様はそれ程気にしてない様に思います。
そもそも安いのですから、たとえ少しの値上がりがあっても拒否感は無いのではないかと思ってます。
考えてるのは1色あたり@20の値上げです。
この位なら受け入れて貰える様に思いますが、果たしてこれで良いのかとの感覚もあります。
目に見える様で見えないコストなので、やってみなければ分かりません。
そう言う意味では実験的になると考えてます。
取り敢えず3月からスタートしてみますので、お客様方何卒よろしくお願いします。