2020年5月14日
オーロラ箔
箔プリントにも色々な種類があります。と言っても基本的な技法は同じです。圧着する箔のシートに様々なパターンがあると言う方が正しいですね。大分前になってしまいますが、メンズアパレルのメーカーさんが元気な頃は、これでもかとプリント可能な所に加工してました。
お洒落さには欠けますが、それでもやはりそのインパクトは凄いものがあり、街中をブイブイと言わせて闊歩していました。既に懐かしさの境地ですし、現在では殆どその需要はありません。そんな折にお客様から、オーロラ箔が出来ないかとの問い合わせを頂き慌てて在庫を調べてみました。
殆ど使われてないオーロラ箔がロールであまってます。改めて見てもその存在感の凄さに驚きますね。これを着こなす人はひとかたの方ではないです。ピコ太郎か大阪のオカンくらいでしょうか?今はくらーい社会情勢で、流石にこれを使った商品は作らないだろうと思います。ファッションは時代の雰囲気と環境によって大きく左右される物です。であるならば、そこを逆手に取ってこんなん派手なオーロラ箔の商品企画もありではないでしょうか?せめて着てる物くらい派手にパァーッとして、気分を盛り上げたいと思いますよね。そんな事をふと考えてしまいました。ただ、それもコロナが収束して明るい先が見えて来てからでしょうね。
少なくても日本ではそんな忖度の気配が漂ってます。そしてこの空気があらぬ方向に向かない事を切に望みます。ワンチームの機運は紙一重になり得ます。政府による締め付けが見えざる圧力となり、自粛警察のような方々を生み出してるようです。冷静に物事の本質を見極めて対応したい物です。闘う相手はコロナです。隣人は助け合う人々のはずですから。暗い空気を変えたいとの想いから、敢えて明るいオーロラに希望をよせて。