2023年2月02日

オリジナル商品を作る傾向とシルクプリントについて。

今更説明するまでもなく、昨今の印刷技術の進展は目覚ましい物があります。インクジェットやDTFなどを使えば簡単に、しかも小ロットであらゆるアイテムのオリジナルを作成出来る時代になってます。

しかもSNSを使えば需要と供給もあっという間に出来上がります。凄い時代だと改めて感じますが、当方相変わらずの古いシルクプリントにこだわっておりまして、流れに乗れてない感をひしひしと思います。

こうなりゃトコトンこだわってやるかと開き直ってきてます。何度も言いますが、デジタルでは表現出来ない〝アジ〝の様な物はやはりあると思います。

あるメーカーさんから、今時にしてはかなりの大量発注を受けまして、本日発送しました。

ま、普通にシルクプリントしたTシャツなのですが、なにやら雰囲気があり良いなと感じさせられるのです。

贔屓目もありますし、主観的な感じ方かもしれません。それでもなにやら江戸時代の絵画にある様なアナログ(手描き)の力強さを感じるのです。

考えてみれば浮世絵は版画絵であり、技法としてはシルクプリントに近いものです。

現代においての版画絵がシルクプリントなのかもしれませんが、その座を奪われる時代なのでしょうか。

市場や技術など日々進化して変動していきます。それ自体は当然だし良い事だと思います。

そんな流れに乗り切れない昭和のオヤジは、古い文化や技術を伝える事に邁進して行くしか、道は無いのかもしれません。

そして、こんな事に共感してくれる仲間(ジジイ)が居る事を願いながら、今後も続けて行きたいと思います。

そんな事を思いながらこれを書いてた時に、お客様であるあるロックスターが亡くなったのニュースをみて、愕然としました。

先月追加を作ったばかりじゃない!

昨年は大分調子良く多くの発注を頂きました。

頑張ってるなぁー と嬉しく思ってたのに。

病気と戦いながらの活動だったのを知りまして、その生き様がカッコいいと思います。


時代の変化にもへこたれず、自分の好きな信じた道を貫く事のカッコ良さに勇気を貰いました。

無骨だけれども信念を持って向き合って行きますとも!

SILKPRINT LOVE❤️