同じ服を着るの効果とは?
チームスポーツなどでは、ユニフォームだけではなく、お揃いのジャージやオリジナルTシャツを着ている姿を見かけます。
これは、チームプレイの競技では仲間意識や結束力が大切なので、ユニフォームなどがチームの士気を高め勝利を目指すことに役立つからです。
勝負とはあまり関係がない幼稚園・保育園の子どもたちが着ているお揃いのTシャツなどではどうでしょう?
実は、ユニフォームは子どもたちの成長に対しても非常に役に立ちます。
ユニフォームにどんな効果があるのかを見ていきましょう。
ユニフォーム効果とは…
心理学のひとつに、「ユニフォーム効果」もしくは「ドレス効果」
と呼ばれるものがあります。
たとえば警察官を見ただけでなんとなく緊張して、その場を去りたくなる。
白衣姿を見ると、頭が良さそうだと思い、つい「先生」と呼んでしまう。
つまり、人はユニフォームに反応し、ユニフォームに応じた言動を起こしやすくなるという心理のことを指します。
これを悪用した偽警官、偽医者などの犯罪もありますから、相当効果的だと言えるで
しょう。
また本人がユニフォームを着用した場合も一緒です。
いつもはボーイッシュな女の子でも、晴れ着になるとしおらしくなる、
まさに「ドレス効果」ですね。
注目したい心理的効果
では、複数の人間が同じ衣服を着る、制服やユニフォーム、ペアルックなどは、
どんな「ユニフォーム効果」があるのでしょうか。
代表的なものは「集団の一員である」という意識です。
自分は「このグループの一員なんだ」と思い込むことで、チームワークが働き、
いつも以上のパフォーマンスを発揮できます。
また、愛着心にもつながりますので、集団内の仲間意識が強くなり、連帯感や一体感にもなります。
特に注目したい心理としては、「社会的なステイタス」になるという点です。
当然ながら、社会的評価の高い企業や、強くて人気のあるチームのユニフォームを着ていれば、
社会的ステイタスを感じるでしょう。
しかし、そうした集団ではなくても「◯◯幼稚園(保育園)の一員なんだ」というステイタスを感じるのです。
子どもたちが同じ柄・同じ色のユニフォームを着る事で、連帯感を覚え、社会性を覚える手助けになります。
また、親御さんも同じユニフォームを合わせて着ることで、子どもたちとの距離感も縮まります。
子どもたちが作る最高のユニフォーム
子どもたちが自分たちで色やデザインなどを相談し合えば、
それ自体も活動の一つになり、「作品を完成させる」という将来に役立つ大きな経験となりえるでしょう。
最近では幼稚園・保育園の先生や親御さんからのご依頼も増えております。
是非この機会にお子さんたちと一緒に「ユニフォーム」を作りませんか?